岩手県沿岸部:数十分で津波が来る三陸の教訓と避難行動

【掲載先:防災ページ/カテゴリ:地震随伴の津波到達時間の短さ】

結論:2011年、津波は26~32分で到達した

内閣府「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会」の最終報告(令和4年3月公表)では、岩手県宮古市の津波高は30mと推計されています。そして何より重要なのは、東日本大震災(2011年)の実績です。岩手県の資料「東日本大震災津波の記録」によれば、大船渡には地震発生から26分、宮古・釜石には32分で津波が到達しました。

「数十分」という時間の重み

10分未満の想定がある南海トラフ沿岸と比べると、三陸沿岸の「26~32分」は一見余裕があるように感じられるかもしれません。しかし2011年の実際の避難では、この時間内に高台へ避難しきれず犠牲になった方が多数いたことも事実です。時間があるからこそ「まだ大丈夫」と判断を誤るリスクがあるとも言えます。

今すぐできる対策

  1. 2011年の実績到達時間(26~32分)を目安に、自宅・職場から避難場所までの所要時間を実際に歩いて確認する。
  2. 揺れの大きさに関わらず、海沿いにいる場合は警報を待たずに高台への避難を開始する。
  3. 三陸のリアス式海岸は集落ごとに地形・避難路が大きく異なるため、居住地区専用のハザードマップを確認する。
  4. 津波避難ビルの位置と、鍵の管理状況を日頃から把握しておく。
  5. 過去の教訓を伝える震災遺構・伝承施設を訪れ、避難行動の重要性を家族で共有する。

情報源

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